両足院
朝の8時に集合したら、 素晴らしい快晴の日で良い坐禅日和でした。
建仁寺の法堂の東にある両足院は、建仁寺の塔頭であります。
こんな朝にお寺の境内を歩かせて頂けるのも、 新鮮で良いものですね。
両足院に到達したら本堂に通して頂き、 アクセサリーや時計などを一切外してスタートです。
座り方から目線の位置まで、 坐禅のやり方を丁寧に教えて下さいました。
心の中で数を数えて心を鎮め、庭の木々を風が揺らす音を聞き、 風の流れを感じる。
とても心地の良い時間を体験させて頂きました。
坐禅終了後に住職さんが、 両足院の起源などを説明して下さいました。
両足院を開山した龍山徳見の弟子のひとりである中国の僧林浄因が 、餡子を使用した饅頭を作ったとされているため、「 饅頭開祖の寺」とも呼ばれているのだそうです。
そして丁度、初夏の特別拝観の期間中でした。
半夏生は、 開花すると周りの葉っぱが緑から白に変わる不思議な性質を持って います。
いったいどこまでが花なのだか⁈開化が終わると、 また緑に戻るのだそうです。
いったいどこまでが花なのだか⁈開化が終わると、
初めて見ましたが、とても上品な白色でした。
他にも院内には、虎が守神になっている毘沙門天堂がありました。
ここは、 黒田官兵衛の長男である黒田長政が関ヶ原の戦いの際に内兜に毘沙 門天像を収めて奮戦し勝利を収めた、 その毘沙門天像が祀られております。
勝利と縁結びの神様だそうですよ!
朝から坐禅で自分を見つめ、自然を見つめ、 歴史に触れる良い時間を過ごさせて頂きました。
個人でも坐禅体験や写経体験が出来るようなので、 また心を鎮めに行きたいなと思いました。