常照皇寺

常照皇寺

ライフアドアの山本です。
前回の秋の遠足「峰定寺」からの続きでもう一箇所。
今度は京北町方面のこちらも山奥のお寺「常照皇寺」 へ行って参りました。
ここも自力では絶対に来れないと思われる、とても交通の便の悪いお寺です。
山門が既に山深さを物語っております。
ここには、勅使門と呼ばれる皇族のみが使用できる門があります。

常照皇寺

常照皇寺

常照皇寺

そして、白い壁には五本の横線が入り「定規筋」というらしいのですが、最上級の格を表し、ここが皇族ゆかりのお寺であることを示しているのだそうです。
そんな風にして、お寺の壁を見た事は無かったです。
「常照皇寺」は、光厳法皇が晩年に開山したお寺だそうで、だから五本線の白壁なのですね。
ここのお寺は、お庭が大変美しくて見応えがあります。

常照皇寺

常照皇寺

常照皇寺

本堂を挟んで、手前には桜のお庭がありました。「御車返しの桜」や国の天然記念物「九重桜」や御所より株分けした「左近の桜」が植わっており、春には桜の名所でもあるようです。
秋にはほぼ葉っぱを落としておりますが、それでも木々が立派!
春は大層見応えがあることでしょうね!
出来れば、また桜の季節にも訪れてみたいです。
そして、お堂の奥のお庭には紅葉の木々。



常照皇寺

常照皇寺

裏山の景観も相まって、大変綺麗な景色でした。
おそらくベストシーズンだったにも関わらず、山奥なだけあり静かでゆったりとお堂の中から満喫させて頂きました。
赤と山の緑と空の青のコントラストが、池に写るとより一層彩度を増しているように思えて、ついつい見惚れてしまいました。

常照皇寺

常照皇寺

常照皇寺

常照皇寺

光厳法皇は、天皇の座に就きながらも後醍醐天皇に即位を否定されたため、歴代天皇125代には含まれていないという悲しき天皇だと教えて貰いました。
晩年を過ごされたこのお寺では自然を愛でながら、心穏やかに過ごされたのかなとやや哀愁にふけったり…。
なかなか車が無いと来れない場所ではありますが、また訪れたいお寺として脳裏にインプットされました。
下界を離れて、気持ちをリセットされたい方にオススメです。

常照皇寺 御朱印