エンドレスポエトリー
ライフの宮川です。
カルトの鬼才、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の新作「
前作「リアリティのダンス」の続編になるこちら。
前作では故郷トコピージャでの少年時代を描き、
前回も叙情的なストーリーとカラフルで美しい映像に感動しました
前作から出ている可愛い少年がいきなりオッサンになる所はちょっ
リアリティのダンスでは音楽を担当していましたが今回はなんと主
本人もビックリだったそう。
アレハンドロの父親役は前作に引き続き監督の長男ブロンティス。
なぜこの監督がカルトの鬼才など言われるかと言うと…
以前の作品に比べるとだいぶ見やすいと言われているこの映画もず
見やすいとはいいつつしっかり18禁。
そんなに過激なシーンがあるわけではないんですけどね。
この主人公の息子さんもあっさりと全裸になってます。
本業はミュージシャンだそうで、
アーティスト一家だし大丈夫なのかもですが、
この映画も根底に家族愛が描かれています。
アレハンドロ青年も少年時代から今に至るまで両親との確執に悩ま
この映画の最後、
自身は両親からのまっとうな愛を受けられなかったけれども、
息子さん、お父さんの事を尊敬しているんでしょうね。
前作と同じくチョロチョロと監督自身が登場するのがコミカルでス
詩を志すがなかなか上手くいかず鬱屈するアレハンドロ青年を監督
映画を観ている全ての人に送るメッセージなのでしょう。
生きている事が芸術だ、と。
監督が作中で語る数々の言葉はたくさんの苦労と不遇を味わった人
なんとこちらの監督ヒストリー五部作の予定で、
御年88歳、そのあふれるエネルギーに圧倒されます!
あと三作も作るのね!!楽しみ!!!

