誉田屋源兵衛竹院の間と黒蔵
今年も大盛況で終了を迎えた「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭 2018」
昨年同様に沢山の会場に足を運びました
作品ももちろんですが会場も楽しみのひとつになります。
ふだんギャラリーや会場として使われない場所など、そんな場所に作品が加わることにより、様変わりしていくのが心をザワつかせ、感動させてくれます。
生きた空間に作り上げていくアーティスト、それを支える多くの人達を思うと、ますます感動と感激で胸がキュンとなるのです。その中でも、とても好きな会場、誉田屋源兵衛竹院の間と黒蔵。
誉田屋源兵衛は江戸時代から続く帯匠で、創業約280年を迎えられたそうです。
280年もの間引き継がれ今にいたるという空間は、間口からは想像もつかないほどの敷地が奥に広がり、手入れの行き届いた坪庭、そして日の光が射す石造りの土間をゆくと誉田屋源兵衛黒蔵へとつながっています。
私はこの石造りの土間がとても心地よく、黒蔵の手前にある藤の花がちょうど咲き始める季節でもあり、歴史的建造物と作品と相待ってすべてに魅了され、ここに来るといつも何かを吸収したくなるのか、しないと損ぐらいの勢いで大きな深呼吸を何度もしてしまう自分がいます。
KYOTOGRAPHIEの期間だけ、むきだしの土壁狭い螺旋階段をのぼり、八角形ドームの3階へあがることができます。
今回はロミュアルハズメさん「ポルト・ノボへの路上で」が開催されていました。