天道神社
LIFEの杉山です。記録的な暑さが続いた夏も少しづつ終わりに 近づいてきて、きっと気づけばめっちゃ寒いとか言ってる日がくる んでしょうね。
そんなこんなで今回はまたまた京都の神社、天道神社をご紹介。
伊勢神宮の天照大神を主神として八幡大神と春日大神を左右に三柱 の神々を祀る神社であります。
五穀成就、家畜の悪厄除に御神徳があるとされています。
天道宮とも呼ばれ、現在の長岡京市に鎮座しましたが延暦十三年( 794)、鳴くよウグイス平安京の平安遷都とともに現在の東洞院 御池上ル辺りに移し祀られました。
その当時は、皇族をはじめ京の人々が常々集まる荘厳な宮であった そうですが、度重なる兵火により焼失。
天正二年(1574)に織田信長により現在の地を授けられ再興し ましたが、天明八年(1788)の大火で再び焼失。
それから何度か修繕されて現在に至るのだそうです。
そしてこちらの神社の興味深いところが、「昭憲皇太后の御胞衣塚 」です。
胞衣(えな)というのは、いわゆる胎盤のことだそうです。
そして皇太后の栄華祈念のために父である一条忠香によって皇太后 の御胞衣が埋納された胞衣塚であり、このこともあって皇太后が1 9歳の時に皇后宣下を受けることができたと伝えられているそうで す。
かつての日本では出産後に胎盤を庭に埋めると子供が元気に育つと いう風習があって、沖縄県では現在でもそうした風習が残っている そうです。
なかなか興味深い歴史ですね。
大きな神社ではありませんが秘めたるパワーは凄そうです。
天道神社
京都市下京区仏光寺通猪熊西入西田町615