浜松市楽器博物館

浜松市楽器博物館

LIFE / LIFE ADOREのタチバナです。
元城町東照宮から続きまして、浜松市楽器博物館のご紹介。
ヤマハやカワイ、ローランドといった世界に名立たる楽器メーカーが立地している浜松。
JR浜松駅から直ぐにある、浜松市楽器博物館に訪れました。


ホームページには、
「浜松市楽器博物館は平成7(1995年4月に開館した浜松市立の楽器博物館です。
「世界の楽器と音楽を平等に扱う」という世界に誇るコンセプトを基に、常時展示している1500点余の世界の楽器、音や映像の展示、体験ルームでの自由な楽器演奏、また特別展やレクチャーコンサート、ミュージアムサロン、ギャラリートーク、展示室ガイドツアー、講座、ワークショップ、小学校移動博物館、CDやDVDの制作販売など、多彩な活動を展開しています。」
と書かれています。

浜松市楽器博物館

世界から収集した楽器を公開展示をされており、エントランスを抜けるとインドネシア・中部ジャワとバリ島の青銅ガムラン、バリ島の世界最大の竹ガムラン ジェゴグの展示がすごいボリュームで迎えてくれます。
自分は生で見たことがありますが、フルセットが展示されているようです。

浜松市楽器博物館

浜松市楽器博物館

浜松市楽器博物館

浜松市楽器博物館

他にも写真や映像でしか見た事がなかったものや、貴重な多くの楽器を見る事が出来ました。
ちょっと持って行かれちゃった動画を頂いちゃいましたーw


あといくつかのピックアップしたものを。

ちなみに冒頭の不思議な像のような物は、パプアニューギニアの水太鼓だそうです。
神聖な楽器で、水に差し込むようにしてたたき入れ、素早くぬき上げるとポワムという音がするそうで、ワニが水から出たり入ったりする音、ワニの精霊の声だとされているそうです。
男子の成人式などの儀式で使い、女性や子供は見てはいけないとされるそうです。

ツィター

ツィター、チターとも。 
主にドイツ南部、オーストリア、スイスなどでよく使用される弦楽器(弦鳴楽器)。 
5本のメロディー弦と30本以上の伴奏弦から成る、と書かれていました。 

あの有名な映画「第三の男」のテーマソングで使われたとも説明がされておりました。 
パット・メセニーの使うピカソ・ギターを思い出しました。

ピカソ・ギター

ビリンバウ

好きなアーティストのナナ・ヴァスコンセロスが使用する、以前から見たかった打弦楽器の一種のビリンバウが展示されておりアガりました。 

浜松市楽器博物館

LIFEにディスプレイしてあるグアテマラのマラカスとまんま色違いが展示されており、喜んでおりましたが衝撃的な事に名前が違いました…

浜松市楽器博物館

多くの美しい弦楽器が見ていて飽きません。

SYSTEM 700

フロアが変わって電子楽器の中にROLANDが誇る、国産初にして唯一の大型モジュラー・シンセサイザーSYSTEM 700も。

ROLAND MC-4

ROLAND MC-4で作り出される音源は、自分にとっては故郷のように思いますw 

KORG ドンカマチック

KORG ドンカマチック

KORG ドンカマチックは実物を初めて見ました。
近代楽器の資料として貴重ですね。

フェンダー・ローズ

名器フェンダーローズ。
触りまくりたい。


鍵盤楽器は特に充実した展示でした。
ガラスケースに収まられている楽器はほとんどありません。
楽器に対する熱意を感じます。

浜松市楽器博物館

浜松市楽器博物館

世界中から集められた1500点を、地域別、種類別、年代別に展示してあります。
第1展示室にはアジアと日本の楽器。
第2展示室にはオセアニアとアフリカ、アメリカ、ヨーロッパの楽器。
第3展示室にはヨーロッパの鍵盤楽器。
第4展示室には国産洋楽器と電子楽器。

他にもレファレンスコーナーや体験ルームなどや、天空ホールというステージも完備されており、不定期に演奏もされるそうです。

楽器を見ていると、近隣の他国に楽器も伝わって行く様子が想像できたり、楽器を作られる職人達の独自の美学の落とし込みや、工夫、昇華のさまが面白く鑑賞出来ました。
浜松へ旅をされる際には、是非お立ち寄りください。
好奇心が刺激されますよ。