京セラ美術館
LIFE ADOREのイチエンです。
少し前の事になりますが、新しく岡崎にリニューアルした「京セラ美術館」にて『杉本博司 瑠璃の浄土 5月26日~10月4日』を拝見して参りました。
コロナの影響で入場制限されており、入場はネットでの予約制となっておりました。
火曜の平日に伺いましたが、予約制という事もありとても空いており、展示は勿論新旧融合し新しくリニューアルした美術館自体もゆっくりと観る事が出来ました。
青木淳さんの手掛けられた建物といえばLOUIS VUITTONのイメージがありますが、他の素晴らしい建造物も是非拝見してみたいと思うような今回の訪問でした。
出来上がる前にCasa BRUTUSで2020年京都の旅という特集を組んでいて、青木さんのインタビューも掲載されてたので、今回の訪問前にもう一度読み直しておりました。
「新旧の対比を強調するのではなく、既存の建物と新たな要素を注意深くなじませるように改修しました。」とあるように、西広間には天井のステンドグラスや壁や手すりの大理石、床のタイルなどの意匠を残しつつ、階段手すりや照明をLEDに変更し機能をアップデートしている。
また、かつて管内からのアクセスが閉ざされ、あまり存在を知られていなかった庭園が大変すばらしく、私は一番気に入りました。
来場者の数組は美しい庭園と中央にある杉本博司氏の≪硝子の茶室 聞鳥庵≫を眺めながら暫くは穏やかなひと時を過ごしておられました。
こちらの庭園と、テラスがある東山キューブへは動物園側から入る事が出来、動物園挟んですぐの写真の階段を上がると、とても気持ちの良いテラスに出られます。
とても気に入りました!
杉本氏の展示は、以前直島に行った際に入った「家プロジェクト 護王神社」のミニチュアが展示されており、とても興味深くじっくりと眺めておりました。
神社の拝殿は、伊勢神宮の中でも一番古い形式が残る瀧原宮(たきはらのみや)の全体比率を元につくられたそうです。
他にも有名な「海景」や、私も一度行ってみたいと思っていた「江之浦測候所」の映像など、数多くの作品に出会う事が出来ました。
アートをもっと身近に。という考えもあり写真撮影可能な作品も多かったです。
今後様々な展示がされると思いますが、四季折々の風景も楽しみに再訪したいなと思いました。
帰りは夕方4時頃に小腹が空いたので、以前にもブログで紹介されていた山元麺蔵さんがたまたま空いていたので、ごぼう天ざるうどんを頂いて帰りました!