湾生回家
LIFEの杉山です。「湾生回家」というドキュメンタリー映画を観ました。
湾生とは、日本統治下の台湾で生まれ育った日本人のことで、その数は約20万人だそうです。
日本の敗戦後、湾生の人達は日本に強制送還されました。
日本人でありながら故郷台湾に思いを抱き続ける彼らが歳を重ね、積年の思いを胸に台湾に里帰りをします。
6名の湾生の方を中心に、それぞれの物語を追っていくホァン・ミンチェン監督によるドキュメンタリー。
自分のルーツを辿ったり、会いたい人を訪ねたり、差別もあった台湾統治の事実を知ったり、自分たちの居場所とはどこなのか、失くしたものを探す台湾の旅。
戦争によって翻弄された様々な人生がそこにあります。
日本と関係の深い台湾ですが、湾生の方の視点を通して、改めて台湾と日本の友好性の原点に触れるような作品でした。
世界に早く安堵の日が訪れて、そしたらまた台湾に旅行に行きたいなあ。