火星の地下に湖

火星の地下に湖

LIFEの杉山です。最近、寒さが増してきましたね。
コロナとの戦いも言ってる間に一年になるのかと思うと、あらためて驚きます。
ところで、最近読んだネットのニュースで「火星の地下に湖が複数存在していた可能性がある」という興味深いものがありました。
2018年7月にイタリアの研究チームが火星の南極域にある液体の水が存在する可能性を指摘した研究結果見を発表したそうです。

火星の地下に湖

火星探査機「マーズ・エクスプレス」からもたらされたこの発見。
この時見つかった単一の氷底湖だけでも液体の水が100億リットル以上あるとされているのだとか。

火星の地下に湖

2012年から2019年までに合計134回の観測が行われたそうです。
火星は地球より温度が低く、南極点の表面温度はマイナス113度にもなるそうです。
地下は地表より温度が高いようですが、それだけ温度が低いと真水が液体のまま存在できません。

火星の地下に湖

火星の地下に湖

厚い氷帽の下に液体の状態で塩水が存在するならば塩分濃度が高くないと駄目だということになります。
なので、科学者たちはかなり塩分濃度が高い氷底湖が存在していると推測しているそうですが、その存在を否定する科学者もいるようです。

火星の地下に湖

もし火星にかつて大量の水があったなら、地球の海がそうであったように、生命が誕生した可能性があるということが考えられます。
ちなみに、地球の海の5倍程度の塩分濃度なら生命を維持できるけれど、それが20倍程度の濃度になると生命は存在できないだろうという見解があるようです。
人類火星移住計画まである火星ですが、科学は少しずつ大きな謎に迫っていっているのですね。

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