バスキアのすべて
久しぶりに映画を見ました
京都シネマで上映中の「バスキアのすべて」
地下鉄や建物へのスプレーペインティング…
落書きから一躍世界的に有名なアーティストに登りつめたジャン=ミシェル・バスキア。
わずか20歳前後でスターになり天才と呼ばれ誰もが羨んだ才能を持ちセレブとしてもてはやされるも27歳の若さでこの世を去る。
短すぎる人生ながらその残したものはあまりにも大きい。
以前、店のスタッフとこのバスキアの事について話した事があります。
1980年代に生まれたスタッフの為にその時代に生きたアーティストとしてバスキアの事を調べて絵や時代背景などを紹介したのですが、バスキアの絵はとにかくすごいから説明など出来るはずがなく、「こんなスゴい表現があるんだ」とただただ絵を見せる事しか出来ませんでした。
この映画ではそんなバスキアの動く姿や無邪気な笑顔が見られて嬉しかったです
才能に溢れて野心的、名声も手にしながらその代価で精神の不安定さや人種差別に苦しみドラッグに溺れてしまう…。
子供のままのような筆を持つ彼は心も無垢で純粋だったんだろうな、と思います。
バスキアの友人であるタムラ・デイビスが監督したこの映画、バスキアへの親愛の情が溢れています