井上雄彦 最後のマンガ展
またまた行って参りました、サントリーミュージアム天保山
見て参りました、「井上雄彦 最後のマンガ展 重版 〈大阪版〉」
半ば強引に杉山店長達を誘い行ってきました。
いや~~すごかった
こんなものが描けるのか…とただひたすら感服、感動
マンガ、と侮るなかれ。墨と筆で書かれた140点にも及ぶ肉筆画。
ストーリー仕立てにはなっていますが、一枚一枚の迫力が凄くて圧倒されまくり
このマンガ展が前に行われた東京、熊本の評判を聞いて心待ちにしていた私ですが予想してたよりずっとずっと素晴らしいものでした
日本のマンガは世界に誇る文化だ。と勝手に私は思ってるんですが、やっぱり間違いない
と確信しました
井上先生、あんまりにも高みに昇華されました。
もちろん、一枚一枚の絵に感動し、ストーリーに感動したのですが、この方の成し遂げた事。
多くの人から支持されないといけないという事、本が売れないこの時代においてトップを走るという事。
やりたい事と厳しい制約の中での葛藤。
マンガ家の仕事は過酷で、ハードな締め切りに追われる中で体や心を壊してしまう作家も少なくないと聞きます。
その中でこれだけの絵を書き上げ、そして絵やセリフに頼る事なく深い深い表現を果たした。
作者の魂を感じました
やりたい事をする強さ。
そしてそれが仕事として成り立って多くの人から評価される事。
この人の描く絵は美しいけど、きれいなだけではない生々しい生き方の凄みが心に迫りました。
なんだか悲壮な事を書いてしまいましたが、会場には様々な観客を楽しませる工夫が凝らされていました。
キモかわいいキャラが待っていたり絵のサイズや表現も本当に様々で、展覧会自体が一つの作品としてすごく完成された素晴らしく楽しいものでした
見ている方がみんなニコニコして見ていたのが印象的でした
ご一緒して下さってありがとうございました
また珍道中しましょうね