ギルバート・メレンデス対青木真也

ギルバート・メレンデス対青木真也

LIFEの杉山ですサボテン
現地時間4月17日、米テネシー州ナッシュビルでSTRIKEFORCE世界ライト級タイトルマッチ5分5R、ギルバート・メレンデス対青木真也の試合が行われました炎
TVでの放送は無く、僕もネット上にアップされてい動画で観ましたパソコン
STRIKEFORCEはアメリカ総合格闘技の興行ですが青木選手が日本で活躍している総合格闘技の興行DREAMと違うのがDREAMが四角形のロープに囲まれたリングに対しSTRIKEFORCEは6角形でケージ(金網)にかこまれています。
若干のルールの違いもありますがリングの形状の違いの伴いそれに適した戦術も要されます。


この一戦は現STRIKEFORCEライト級王者のメレンデス選手に現DREAMライト級王者の青木選手が挑戦するということで青木選手のアメリカデビュー戦であり日本代表的な要素が非常に強かった試合でした。

結果、三者フルマークの判定で青木選手は敗れました。
世界的にもトップクラスの寝技と評され日本では際立った強さを見せる青木選手でしたがメレンデス選手は相当青木対策が出来ていたように思います。


ケージでの試合の研究にも余念の無い青木選手ですが試合前にも「問題ない」と発言していましたが、見たところやはり違いはあったように思いました。

寝ても立っても殴りたいパンチ主体のメレンデス選手に対して寝技主体の青木選手は下から引き込んで寝技に持ち込もうとしますが、すぐに端の金網まで押し込められて固められて青木選手は自由に寝技に持っていけません。
日本での試合ならロープなので押し込められることは無くそこで混戦した場合ブレイクがかかりそのままの体勢でリング中央より再開となるので、そこからまた寝技を仕掛けていくことが可能です。
ケージの場合は押し込められた場合身動きがとりづらく相手のパンチを喰らいやすくなります。
メレンデス選手の当て勘がすばらしく要所要所で青木選手の顔面を捕らえます。


この日の青木選手は完全にメレンデス選手に完封されていましたし、判定ではありますが誰がどう見てもメレンデス選手の勝利に疑いは無い感じでした。

日本で活躍している選手も海外での試合では辛酸を舐めることが多いこの昨今、青木選手にも日本の格闘技界にもこの敗戦は非常に大きかったと思います。
STRIKEFORCEとDREAMとの交流はまだ続くようなのでこれからまた巻き返しを見せて欲しいものです!