ニーチェの馬
面白い
と話題の映画を見てまいりました
タル・ベーラ監督「ニーチェの馬」
もうあんまりにも素晴らしいパンフレットなのでストーリー、そのまま抜粋させて頂きます
「STORY 1889年トリノ。ニーチェは鞭打たれ疲弊した馬車馬を見つけると、駆け寄り卒倒した。そのまま精神は崩壊し、二度と正気に戻ることはなかった…。
どこかの田舎、石造りの家と命をつなぐ古井戸がある。そして、疲れ果てた馬と、飼い主の農夫と、その娘がいる。暴風が吹き荒れる6日間の物語。」
今までに全く見た事のない映画でした。最初はただポカンとしてしまうくらい。
でも何度も繰り返される日常にいつの間にか圧倒されていく。
セリフも説明もほとんどなく、様々な問いがうずまく。何も答えのないまま、映像にくぎ付けになります。
鬼才と呼ばれるタル・ベーラ監督はこの作品を最後にする、と公言しています。
映画を見ればそれが分かる、とも。
この監督の他の作品は見た事がないのですが、ジム・ジャームッシュやガス・ヴァン・サントらも崇拝する監督との事。
そんな監督の最後の集大成、目撃するしかないのでは。