インカ帝国展
ライフアドアの山本です
先日、東京にインカ帝国展を観に行って来ました
少し前にもツタンカーメン展を観に行った記事を書きましたが、わたくし古代文明が大好きなのです
昔からテレビ番組の「世界不思議発見」を家族揃って見ていました
中でもインカ帝国は興味大です
インカ帝国は15世紀前半から16世紀前半にかけて繁栄したアンデス文明最後にして最大の国家です
鉄輪も車輪も文字も持つ事の無かった謎に包まれた帝国
この展覧会では、考古学・人類学・歴史学などの最新研究を元に4部構成でインカ帝国を知る事が出来ます
スペインの侵略により滅び、インカ帝国の金製のものは殆どが溶かされてスペインへと持ち帰られてしまって残っているのはわずかだそうです
その一部が展示されている以外はきらびやかなものはありませんが、祭事に使われた土器や人形からその暮らしを見る事が出来ました
下の写真左側の赤い人形は、生贄の子供と一緒に埋まっていたものだそうです
奇麗な衣装を纏ったもので、その子供と同じ装飾品で飾られていたようです
インカとは、「太陽の子」という意味
ダイナミックな自然と解け合う様に繁栄したインカ帝国では、「神からの恵を受けるには、それに相応したものを献上しなければ」という考えから、一番大切なものである子供を差し出したのだそうです
少し切ない気持ちにもなりますが、「相手に何かして貰うには、それに自分も返す」という考えは、どこか日本の恩義にも通づるようにも感じました
農業国家の日本に対して、インカ帝国も段々畑を作ったり自然の恵を感じながら生きていたという点では似ているのかもしれません
そして、やっぱり買ってしまったポストカード
「生贄の人形」と「男女二対の人形」と「マチュピチュ」
この「男女二対の人形」ですが、インカの人々は男と女、右手と左手など身近にあるものから「二つで一つ」が安定していて美しいと考えていたそうです
そのため、器なども二対のものが沢山残っているらしく、それらを見ていると「人は一人じゃない」という考えが温かく感じました
このインカ帝国展、『見たい』と慌てて行ったのですが、なんと来年には京都でも開催されるそうです
私が見たときは、静岡までの巡回しか発表されていなかったのに…
でも、良かったので是非京都にやって来た際には見に行ってみて下さい
3Dでマチュピチュを天空から見た映像まで見れちゃうんですよ
よりマチュピチュに行きたくなりました
インカ帝国素敵