ヒックとドラゴン
LIFEの杉山です
最近、お客さんも勧めてくださった『ヒックとドラゴン』という映画を観ました
こちらの映画はドリームワークスが手掛けたCGアニメーション作品
舞台は人間とドラゴンの対立が昔から続いているバーク島
ドラゴン討伐の宿命を背負うバイキング一族の族長の息子であるヒックは、貧弱で周りからも半人前扱いの存在
しかしそんな中で傷ついたドラゴンのトゥースと出会い、お互いに少しずつ友情で結ばれていきます
部族に背いてドラゴンと親密になっていくヒック
この映画のテーマは異なる種族の共生だと思うのですが、そういったものを取り扱ったアニメーションも過去に沢山あったことと思います。
この映画のいいところはその重要なテーマの結論を投げかけで終ることなく、きっちりとした結末を用意したことにあると思いました
それはアメリカという国の歴史を振り返ると、様々な紛争問題に対するひとつの答えなのだと思います
ドラゴンのトゥースは尾びれに傷を負っていてまともに飛ぶことができないのですが、ヒックの発明品とヒックがトゥースに乗って操縦する事の二人三脚でトゥースは飛ぶことができます
しかし、一見フィフティーフィフティーな関係性もじつはそうではなく、トゥースが飛べない原因はヒックによるもので、ヒックはトゥースがいなくても不自由がありませんが、トゥースはヒックがいないことには飛ぶことができません
この関係性についても、映画は最後に結論を出してきます
それは子供も楽しめる冒険活劇ファンタジーであるこの映画では特殊なことで、関係者もそのラストの部分については物議を醸したことと思います
しかし、それも含めて全体的にレベルが高く、そして誰もが楽しめる娯楽作品として観させてくれる『ヒックとドラゴン』、なかなかの秀作
おすすめです