ジャンゴ 繋がれざる者
LIFEの杉山です
久々のクエンティン・タランティーノ監督の新作、『ジャンゴ 繋がれざる者』を観に行ってきました
今回の作品は西部劇
舞台は1859年のアメリカ南部。ドイツ人の賞金稼ぎのキング・シュルツは、奴隷として鎖に繋がれていたジャンゴ(ジェイミー・フォックス)を解放してジャンゴに賞金稼ぎの仕事を手伝わせます
コンビを組んだ2人は南部の指名手配犯を捕らえながら、かつてジャンゴが奴隷市場で生き別れになったジャンゴの妻、ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を一緒に探すことをキングはジャンゴと約束します
そしてカルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)が営むキャンディランドという農園にブルームヒルダがいるということを知った2人はブルームヒルダを助け出す計画をたてるのですが...
タランティーノ節のバイオレンスアクション満載の本作ですが、役者陣がまたいいです
主演のジェイミー・フォックスも渋いですが、やっぱりこの人、キング役のクリストフ・ヴァルツです
タランティーノ監督の前作『イングロリアスバスターズ』でも最高の演技をみせてくれましたが、今作でも存在感抜群の愛すべきキャラクターを演じています
また、珍しく悪役を演じたレオナルド・ディカプリオもいい味出してました
『タイタニック』以来、演技派の印象が薄れてしまった感がありますが、今回は彼の演技の奥行きを感じる素敵な悪役ぶりでした
あと、キャンディに仕える陰湿な執事を演じたサミュエル・L・ジャクソンの怪演も忘れがたいものがありました
あっ、タランティーノ自身もチョイ役で登場していましたよ
そんなわけで、タランティーノ映画好きには期待を裏切らない、痛快Love&Violenceな作品だと思います