マン・レイ
ライフアドアの山本です
私の好きな芸術家の一人、「マン・レイ」をご紹介したいと思います
彼の作品との出会いは、本屋の棚の下の方に写真集を見つけたのが最初でした
表紙に使われていた写真が魅力的で、私の頭に「マン・レイ」の名前が刻まれたのでした
その時は、写真集を買うに至っていなかったのですが、ある日、友人とたわいも無い会話をしていた時に、突然彼女が「この写真好きやねん」と携帯の画面を見せて来たのです
それが、なんとマン・レイの写真だったのです
彼女とは良く絵や写真など感覚的な物の趣味が合っていたのですが、まさか「マン・レイ」が出て来るとは思っても見なかったので、びっくりでした
これは、出会うべきして出会ったんだわと一人テンションが上がり、後日に写真集もゲットしました
マン・レイは、20世紀の有名な芸術家の一人
ダダイストでありシュルレアリスムの先駆者でした
画家として出発し、自信の作品を写真に収めているうちに、白黒の写真の面白さに魅了されて行ったのです
写真の白と黒を反転させるソラリゼーションという技法や多重露出など、様々なプロセスの実験を行い、感光紙の上に直接物体を置く事に酔って感光させるレイヨグラフ(フォトグラムとも呼ばれる)を発明しました
人物ポートレイトからレイヨグラフを使ったグラフィカルなものや芸術作品など作風は様々で、自由自在な彼の作品は大変面白くて、美しいのです
今でこそ携帯のカメラアプリで簡単に面白い写真が撮れる時代
それはそれで素晴らしいけれど、ゼロから実験を繰り返し、自由な発想から新しい物を産み落とすという作業があってこその魅力がそこにはあります
私達の仕事でも大切にしたい感覚だと感じさせられました
数年前に東京で彼の展覧会があったのですが行けず
また是非やって欲しいと願います