藝人春秋

藝人春秋

LIFEの杉山ですサボテン
人の人生は様々ですが、偉大な人生を歩んだ、もしくは歩んでいる人の人生というのは、沢山の人々に共感や人生の道筋を照らすものであることと思いますきらきら
最近素敵な本をよみましたにこにこ
芸人コンビ『浅草キッド』の水道橋博士による藝人春秋という、自身も芸人である博士が芸人人生の中で出会った様々な人たち(主に芸人)の濃厚な生き様を博士の観点から綴ったルポエッセイですうれしい顔
そのラインナップはたけし軍団の先輩である、そのまんま東(東国原英夫)から始まり、中学の同級生だった甲本ヒロトや、世間を騒がせたホリエモンこと堀江貴文、今は亡きポール牧、そし師匠北野武(ビートたけし)と松本人志の関係についてまで幅広く、そして他にもいろいろな人たちの生を博士が切り取っていきますウィンク
登場する人たちはすべて芸人ではありませんが、博士の芸人の視点によるその洞察は可笑しくもあり、芸人に対して、または人に対しての愛おしさが溢れています四つ葉
時に、その人を馬鹿にしているようで、そこには人が持つ面白さや深みが感じられ、博士の観察力のセンスが感じられます星2

藝人春秋

そして、様々な人たちをルポしていく中にも全編通して感じる、師匠北野武(ビートたけし)への愛。
師匠というものは芸人の人がすべて持つわけではありませんが、師弟関係というのは、個人主義が強まりつつある今の世の中では薄れてしまいがちでありながら、古い時代からの美学を感じますメロディ
それは芸人の人たちだけが持つ関係性ではありませんが、芸人の人たちにはそこを重んじている関係性がよく見受けられますてれてれ
博士もまた、ビートたけしに憧れ、『おっかけ』からたけし軍団に入った人で、博士やたけし軍団の人たちが語る北野武(ビートたけし)はじつに愛おしく偉大に感じますうれしい顔
本の中でも師匠である北野武(ビートたけし)と、博士が長い間ダウンタウンとの共演をNGにしてきたと語り、その才能を認める松本人志についての章はじつに興味深いものがあります勝ち誇り

北野武 松本人志

ちなみに、僕の師匠といえばウチのお店のオーナーである橘であるわけですが、その昔に僕が始めて携帯電話を持った時に、橘が「オレの名前の登録は 殿って入れておけ」と言われました電話3
それから15年以上経ったと思いますが、今でも橘から電話が掛ってくると、僕のケータイのディスプレイには『殿』と表示されていますひまわり