ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
ライフアドアの山本です
久々に映画が観たくなり、DVDを借りて鑑賞する事にしました
昨年、映画館で上映されていた時にも題名が気になっていたけれど、やっぱりレンタルビデオ屋さんで見かけたら気になって手に取りました
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
監督は、「リトル・ダンサー」「愛を読む人」のスティーブン・ダルドリー
トム・ハンクスやサンドラ・ブロック主演で、主役はトーマス・ホーン
トーマス・ホーンは、元々役者ではなく、アメリカの有名なクイズ番組に出ていた事から監督が目を付けたという天才少年
役にも凄く合っていて、初演と思えない圧巻の演技でした
こんな少年を見つけ出すなんて、監督の目利きは凄いとそんな事にも関心しながら観ておりました
ストーリーは、9.11のテロで最愛の父を突然失った悲しみから逃れられない少年オスカー(トーマス・ホーン)は、父が遺した一本の鍵の入った封筒を見つける
その封筒には「ブラック」の文字。
その鍵に合う鍵穴を探すためたくさんの「ブラックさん」を訪ねる旅に出るのです
それが彼にとっての生きる意味になっていた
もしも鍵穴を見つけたら、彼の気持ちはどうなるのか…
詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、とても色々な事を考えさせられました
最愛の人を失う事。
それは、誰にでも起こりうる事
だけど、それと向き合って生きていかなければいけないのです
そこには、沢山の人の温かさが必要で、ほんと人間て一人では生きてはいけない
また、子供のもっている発想力や行動力。
大人になって忘れてしまっている事ってたくさんあるんじゃないかなと
9 .11というナイーブな問題を取り上げているため、批判も多かったようですが、私はとても良い映画だったと思います
私なりに「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の意味を考えると、心を揺さぶったりかき乱したりするものたちは、時に耳を塞いで目を背けたくなるようなものだけれど、尊くて大切なものなのだという事なのかなと思いました
「生きる」という事がたっぷりつまった映画でした