古学び~KIMONO其の四~
着物道邁進中のLIFE ADORE店長RUMIです
沖縄が入梅し、もうそろそろ夏なんだなぁ~としみじみ感じますね
久々の「古学び」シリーズは夏物着物と帯結びのご紹介。古学び~KIMONO其の四~
いつも祇園祭が終わる頃に、梅雨明け宣言が出ますね
着物も夏物に衣替えであります
この着物はアンティークの着物で以前ご紹介させて頂いた、矢絣の着物と同じ、私が大好きな着物屋さんの「京都はんなり屋」さん(近々詳しくご紹介させて頂きますので、乞うご期待)で購入させて頂きました
着物は決まり事が多いゆえに、興味があっても着れないと思われる方が多いと思いますが、洋服と同じで暑い日には涼しげな物で統一すれば良いんですよね
帯や着物は7月8月になると「絽」や「紗」という種類になるのですが、二つの種類さえ知っていれば、例えば帯の柄を波の柄にしたり金魚や風鈴などのモチーフを使用した小物をさりげなく組み合わせるのが、日本人の美意識や「粋」ってやつなんですね
今では洋服にしても、何にしても色々とチョイス出来る範囲が沢山あり、つまり物が溢れているという時代と言いますが、昔は本当に限られた中で試行錯誤していたから、感性が豊かだったのかなぁとも思います
縦縞(たてじま)柄を雨に見立てて、梅雨の時期に着て楽しんだり、お正月にグングン天に向かって伸びる竹を用いたり、考えただけでも楽しいです
着物の柄が恋文代わりになるなんて事もあったのかも
妄想と感性を刺激する物、それが着物
とある素敵な着物女子が言っておりました
「今はファッションは何でもアリ。だけど着物の世界は決まりも縛りもあれだけある中で、バリエーションの幅が広がっていって、形が変わらない中でこんなにも進化し続けている服ってなかなか無いよね。」
本当だね~と関心してました
これから少しずつ、夏にも使える半幅帯のアレンジ結びも色々紹介していこうかと思います