宵山万華鏡
ライフアドアの山本です
今年の祇園祭もやはり雨が降りましたね
先週、本屋さんに行くと「祇園祭」や「京の床特集」の本がたくさん並べられていて、“夏だなぁ”と見ていたら、その中に単行本が…
大好きな森見登美彦さんの「宵山万華鏡」という本でした
以前に森見ワールドの中毒になったため控えていたのですが、宵山の近づいた時期にこの本に出会ってしまったら、読むしかないでしょう
毎年同じように繰り返されて、毎年同じように大勢の人に賑わう祇園祭
それが、いつもと違って見えてきたら森見中毒の証しです
“あの人…あの提灯…怪しい”とか勝手に妄想膨らませてしまったり
既に中毒に落ちた自覚症状ありです
LIFE ADOREのある文椿ビルから出たら、もうそこは祇園祭
14~16日の3日間は、所狭しと露店や見物客で賑わうのです
今回の舞台も私の頭の中でしっかりと組み立ってしまう、よく知った場所。
一緒になって道を辿ります
今回は、ある同じ宵山の一日を巡っての短編集なのですが、ゾッとしたり、ワクワクしたりしながら読み進むと、同じ時間軸の中を行き交う人々の交差が絡み合って、パラレルワールドへと誘われます
やはり、森見マジック
しかも、前作に出て来たワールドが盛り込まれていたりと、ファンにとってはニアリな仕掛けも
とっても面白いでーす
7月中は、まだ祇園祭なので、余韻にひたりながら読めるのではないでしょうか
ナツイチ100選に選ばれているので、購入したら可愛いブックカバー貰えました