ゲット・オン・ザ・バス
LIFEの杉山です
現在、不快指数がハンパではない京都ですが、みなさん体調を崩されたりしておられませんか
先日、懐かしい映画のDVDが安価で売られていたので購入しました
「ゲット・オン・ザ・バス」
1996年制作のスパイク・リー監督、制作総指揮の作品です
だいぶ前にこちらのブログでもスパイク・リー監督の「インサイドマン」をご紹介させていただいたことがありましたが、ブラックカルチャーから離れて撮り始めた作品である「インサイドマン」と違って、「ゲット・オン・ザ・バス」はブラックカルチャーばりばりの時期の作品
1995年10月16日、ネイション・オブ・イスラムの指導者ルイス・ファラカン師の呼びかけによって全米の黒人男性たち約150万人が首都ワシントンに集まりデモ行進をしたミリオン・マン・マーチを題材にして、行進に参加するための長距離バスに乗り合わせた男たちの姿を描きます
バスに乗る人たちはみんな様々な環境や思いを抱えていて、個々のドラマが、同じ目的のバスツアーという中で展開されていきます
スパイク・リーといえば、政治的な発言が物議を醸したりすることも多い人ですが、人間関係やその場所をリアルに描く、特に黒人主体の作品を撮っていた頃のスパイク・リーの映画はオリジナリティを感じます
そういえば、この「ゲット・オン・ザ・バス」でも沢山のブラックミュージックが映画を彩りますが、オープニングで流れるのがマイケル・ジャクソン&ベビーフェイスの「On the line」
そしてエンドクレジットで「SPECIAL THANKS」のあとにさらに「SPECIAL SPECIAL THANKS」と出てきて、「KING OF POP,MICHAEL JACKSON」と記されます
尊称までついているところにスパイク・リーの熱い思いが伝わってきますね