透明標本
ライフアドアの山本です
昨日まで夏季休暇を頂きまして、ありがとうございました。
本日よりLIFE、LIFE ADORE両店共に通常通り営業させていただきますので、よろしくお願い致します。
「透明標本」というものを、ご存知でしょうか
私は、数年前に知り、その神秘的な美しさに心を鷲掴みにされました
写真集も買ってしまったぐらいです
「透明標本」とは、(本書から言葉を借りますが)特殊な薬品につけることで「筋肉を透明化し、軟骨を青く、硬骨を赤く染色する」という、骨格研究の技法です
壊れそうなほどか細い骨でも、生物が生きていたときの位置のまま、立体的にその骨格を観察出来るためのものだそうです
透明標本をだたの資料としてだけでなく、命の造形物の作品として、人々に「命」を身近に感じてもらう為に活動されているの が、透明標本のパイオニアである富田伊織さんです
その姿は、生々しくもあり、儚くもあり、とても美しく、宇宙的なものを感じます
無機質だと思っていた骨にも、表情がある事に驚きました
今にも動き出しそうなそのもの達
理科室などにあるホルマリン漬けとはまた違っていて、奇麗
生き物はこんなもので動いているんだなと不思議な気分になりました
透明な亀
亀の甲羅は、全部が骨なのだとばかり思っていたら違うのですね
透明になっている部分は、タンパク質で出来ているそうなので、人間の爪と同じようなものだと初めて知りました
ちょっとゾクッとするようで、美しい物達をまじまじと眺めていると、生きていて、動いているという事は、素晴らしいなとも感じました
たまに水族館などで、展示会もされているそうです
機会があれば見てみたいです
ご興味のある方は、新世界「透明標本」ホームページもあるので是非覗いてみて下さい
子供さんの夏休みの自由研究のヒントにもなるかもしれませんね