岩本楼

LIFEの杉山です。さてさて、ご好評いただいております(憶測)、慰安旅行神奈川編。

お次にご紹介いたしますのは、2日目にお世話になったお宿の岩本楼さんであります。

今回の旅行で目的地のキーポイントは、まず箱根に行って、次に鎌倉へ向かい、横浜から帰るというコースでした。

なので事前に宿泊先を決める際に、1泊目は箱根と早くから決まっておりました。

そして2日目は鎌倉に宿泊するのが妥当と考えていたのですが、いざ探してみると鎌倉には温泉や大浴場のある旅館やホテルが少なく、やはり慰安旅行といえば、和室に大きなお風呂と勝手に考えていた手前、決めるのに少し悩みました。

そんななかで、鎌倉のすぐ手前に位置する江ノ島という場所が気になりだしました。

鎌倉も目の前だし、江ノ島といえばとても有名だし、島ってなんだかそそられます。

そんなわけで、その江ノ島のど真ん中に位置する岩本楼さんにしようと思い、決定に至りました。

到着してすぐに思いました。これぞ求めていた旅館だ、と。

歴史を感じる佇まい、そこから溢れ出るノスタルジックな香り。

女中さんという、趣きのある方の存在。

そして僕が勝手にランクアップさせた今夜の夕食に期待を馳せました。

大部屋の和室でみんなで畳に座って食べるスタイルっていいですよね。

旅館に来た！って感じがします。

出していただいたお料理もとっても美味しかったです！

海産物をメインとしたお料理の数々はどれも美味しくて、素朴さのなかに粋な味つけが伺える素敵なものばかりでした。

ランクアップの甲斐もあって大満足のボリュームと内容でした。

そして岩本楼さんといえば、忘れてならないのがお風呂であります。

こちらのお風呂は一風変わった、ローマ風呂と弁天洞窟風呂という、２つのお風呂を楽しむことができます。

ローマ風呂はステンドグラスの装飾が施された、まさに気分はテルマエロマエなお風呂。

とはいいましても、その造りはしっかりとしたもので、歴史を感じる味わいのあるもので、決してちゃっちいものではございません。

弁天洞窟風呂もずずいっと20メートルにもなる洞窟に湯舟が合わさる、ロマンと野趣溢れるお風呂であります。

奥には鳥居があり、仏像が鎮座しているという…

「キミはお風呂で仏像と鳥居を見たことがあるか！」と友人に言いたくなる貴重な体験のできるお風呂です。

なぜ仏像が？ってなりますよね。

女中さんからお聞きしたのですが、岩本楼さんはもともと岩本院というお寺だったそうです。

その時代から、宿泊者を迎えるお寺だったのが現在に至ったそうです。

始まりは700年前くらいとおっしゃっておられたのが驚きです。

長くなりましたが、お料理も、お風呂も旅館の方々もとても魅力的な岩本楼さん、江ノ島へ旅することがあったら是非、オススメです！

そうそう、朝起きたらお部屋の窓から富士山が拝めました。

最近は見えないことが多かったらしいとのことだったので、とってもラッキー！

岩本楼 公式サイト