ウインド・リバー

ウインド・リバー

LIFEの杉山です。ようやく夜は涼しさも感じられるようになって来ましたが、まだまだ昼間は暑くてエアコン離れにはまだ時間がかかりそうな今日この頃。
映画「ウインド・リバー」を観てきました。

ウインド・リバー

ウインド・リバー

ウインド・リバー

アメリカ・ワイオミング州、ウインド・リバー保留地。
そこはネイティブアメリカンの住む村であり、かつてインディアン強制移住法により、強制移住され自分たちの文化を失ったネイティブアメリカンたちの苦しみの歴史が残る場所。
そこは社会から隔離され、現在も貧困とドラッグや暴力の問題を抱えています。

ウインド・リバー

ウインド・リバー


ウインド・リバー

そしてマイナス何十度という極寒の極限状態のウインド・リバー。
その雪深い山岳地帯で地元の野生生物局の白人のハンター、コリー・ランバート(ジェレミー・レナー)はネイティブアメリカンの少女の死体を発見します。

ウインド・リバー

ウインド・リバー

そこにFBIから派遣された新米女性捜査官のジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)。
彼女の経験と知識を凌駕する自然の猛威の中で、経験豊富なランバートの助けを借りて2人は事件の闇に立ち向かっていきます。

ウインド・リバー

ウインド・リバー

この映画の見どころの一つは監督と脚本を務めたテイラー・シェリダンの存在でしょう。
「ボーダーライン」で米脚本家組合賞にノミネート、「最後の追跡」でアカデミー脚本賞に初ノミネートした彼の初監督作品で、本作は「現代アメリカの辺境を探求するひとつのテーマに沿った三部作の最終章」とされているそうです。

テイラー・シェリダン

とりわけ社会の闇を生々しく感じさせられる暴力描写には目を背けたくなる部分もありますが、雪に閉ざされたウインド・リバーの大自然のダイナミックなビジュアルと、その中で繰り広げられる骨太なストーリーにグイグイ惹きつけられます。
第70回カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に出品され、監督賞を受賞した本作。
オススメです!

ウインド・リバー 予告編