万引き家族

万引き家族

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ライフアドアの山本です。
是枝裕和監督の映画「万引き家族」を観に行って来ました。
カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞された事でも話題になっていましたね。
様々な家族の形を表現してこられた是枝監督ですが、この映画は犯罪という形でしか繋がれなかった家族のお話。

万引き家族

万引き家族

高層マンションの谷間に取り残された今にも壊れそうな平屋で、祖母の年金を頼りに家族は暮らしています。
日雇いとパート、そして万引き。
貧しいながらも笑いが絶えず、口が悪いながらも愛情の深い、どこか昭和な香りのする家族です。

万引き家族

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映画を観た感想は人それぞれで、まだ見ていない人にはあまり多くは語りたくない映画ですが、とにかくキャストが特に物凄くどこを取っても素晴らしかったと感じました。
祖母役の樹木希林さんを始め、夫役のリリー・フランキーさんの良い感じのクズっぷり。

万引き家族

万引き家族

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でも何と言っても一番は、安藤サクラさんに心を掴まれました!
昔に観た演劇に安藤サクラさんが出演されていて、舞台上でここまでやるか?と思っていましたが、やはり素晴らしい女優さんですね。
表情で色んな女性に変幻自在で、カッコよくてキュートな大好きな女優さんです。

万引き家族

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もう一つ素晴らしかったのは音楽。
正直、最初と最後しか音楽は気にならなかったのですが、馴染んでいるのに何かちょっと気になるような、凄くバランス感覚の良い音だと思っていたら、音楽を担当されたのは細野晴臣さんでした。
こんな私なんぞにもそんな事を感じさせるなんて!流石です!!

細野晴臣

子供も含め、時として艶っぽかったり、強い意志を感じさせる目の演技等、凄いものを観たなとジワジワ来ます。

万引き家族

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観終わってからは、家族って?人の繋がりって?優しさって?という様々な問いかけが止まらなくなりました。
私が中でも一番印象的だったシーンは、安藤サクラさんが少女を抱きしめるシーン。
それとエンドロールにお客様で来て下さっていた方のお名前を見つけた時は、感動に一人震えました。
もう一度観たい、とても良い映画でした。