桜湯

桜湯

LIFEの杉山です。すっかり涼しくなり、というか寒さすら感じるようになりました。
一気に秋になり、冬もすぐそこに感じます。
今回はまたお気に入りの銭湯、桜湯さんをご紹介したいと思います。

以前ご紹介させていただいた壬生湯さんとはまた違った魅力のある銭湯です。
桜湯さんは壬生川五条を少し下がって東に入ったところにあります。

桜湯

大変わかりづらい路地裏にあるので、初めて訪れる際は地図を見ないと厳しいです。
現在、京都市の銭湯は一律¥450。
もちろんスーパー銭湯などは除外されますが、¥450という同じお値段のフィールドの中で、何を重要視するかで好みが分かれます。

桜湯さんのどこらへんが僕的にお勧めかといいますと、そればバランスの良さであります。
昔ながらの銭湯ですが、壬生湯さんほど様式が渋く素敵というわけではありません。

桜湯

しかし、ほどほどに懐かしさを感じる見た目はもちろん素敵ではあるのですが、設備のひとつひとつがとてもいい感じなのです。

たとえば、シャワーや蛇口の水圧が強く勢いがあり、ちゃんと熱々のお湯が出ることや、水風呂がちゃんと冷たいなどは、銭湯loverにとって地味ながらとても重要なポイントです。

桜湯

桜湯

桜湯

桜湯

そして決して大きい施設ではないですが、ジェットバスも寝湯、座り湯、立ち湯と3種類。
電気風呂、サウナはもちろん、入り組んだ住宅街であるにも関わらず露天風呂があり、しかもそれが炭酸風呂なのはなかなか珍しいところです。

桜湯

そういったひとつひとつが、どれもいい感じなのです。
そしてレジカウンターの奥にある、わずかに設けられたカウンター席の横には生ビールサーバー。

桜湯

生ビールに執着はなくとも、このシチュエーションでの生ビールはアツいですよね。
あと暖簾をくぐって中に入った時の、お母さんの「おいでやすー」が心地良く、個人的にツボです。
桜湯さん、さまざまな少しずつの良さが集まった結果、派手さはなくとも、とても素敵な銭湯だと思います。