家紋の事典

家紋の事典

生まれて成長し、今はなかなか実家にも帰らず京都で七年が過ぎようとしています。
「家紋」というものは、土地によっては違うそうですが、女が継いでゆく使命だと最近知りました。
私のように、女家系で継ぐ人が居なくても家の為に背負っていけるものがあるという事が嬉しく思いました。
最近では、紋付黒留袖など作る方も少なく祝いの場でもレンタルで出席される方がほとんどではないでしょうか。
出来れば、生家の由来や歴史を背負い祝いの気持ちをを重ねたいと私は思います
そして、いつか自分にも子供が出来て、女の子ばかりになったら私の生家の家紋を教えておきたいです

そんなこんなで最近「家紋の事典」という本をお客様にお借り頂き読んで更に興味を深めています
なかなかに面白く、今まで普通に呼んでいた周りの苗字も、由来を知ることで何処の地方から来ているとか職業、何処の武家に属してたか等歴史が苦手な私でしたが、思わぬ入り口により歴史も勉強できて楽しいです

家紋の事典

自分の家紋「目結紋」も調べたのですが、近江源氏・佐々木一族から来ています。
目とは眼ではなく“間”の意で、人と人との団結を意味しているそうです
ご存知の方もおられるとは思いますが、面白いので少し紹介します 

平安貴族は特に桜の花を大いに好んだ為、京都とその周辺に桜の名所をわんさか作りました
その為京都や奈良の寺院には「桜紋」が多いのですが、戦国時代以前の武士は桜の花の命の短さを思い、桜紋を嫌いました。
「桜のように戦乱の中で滅びては困る」しかし、江戸時代になり平和が訪れると、武士の間で「桜のように潔く散るのが武士の美」と広まり桜紋を用いる武家が出てきたそうです

知っておきたい日本の名字と家紋

私は歴史には弱いのですが、この様な本を読んでいると、どうしても歴史的な人物などが沢山関連してくるため、これを機会に歴史もリンクしながら興味を持ちました
知らない事を知る事も、苦手を興味に変えるのも楽しいで~す