永遠の永遠の永遠
LIFEの岡本です
私もやっと行ってきました、国立国際美術館『草間彌生 永遠の永遠の永遠』
幼少期の幻覚体験が元となり、十代から絵を描き始めた草間彌生は以後、70年以上にわたって網目や水玉のパターンが無限に増殖する作品を作り続けてきました。
特に1957年から15年間にわたるニューヨークでの活動は、草間彌生の作品が現代美術の最先端の表現として、世界的に注目を集めるきっかけとなりました
作品も絵画だけではなく、彫刻やパフォーマンスへと広がり、それぞれの ジャンルで独自の表現活動が展開されていきました
こうして世界的に注目の集まる中、草間彌生は2004年から驚異的な創作意欲を傾注して、まったく新しい平面の仕事に取り組みます。
それが「愛はとこしえ」と、それに続く「わが永遠の魂」の連作です
無限に湧き出る連鎖的なイメージを即興的に描き出した両シリーズは、子どものように自由で楽しい想像力に溢れながら、同時に草間彌生自身の内面世界が噴出したような、今までに見たこともない作品群となりました
本展では、これらの平面作品に加えて新作の彫刻作品も展示されています。
その多くが世界初公開となるものです。
今回は草間彌生という希有な才能に恵まれた美術家の圧倒的な創作意欲と、ジャンルの枠を超えた壮大な表現の世界を堪能する事が出来、10代からの才能、裕福な家柄、死ぬまで作品を作り続けたいという無限のバイタリティーが私の大好きなピカソと、相反する側面と共に天性の物だと感じさせられます
久しぶりの美術館で、好きな作品に囲まれている1人の時間は本当に心が落ち着く至福の時間です。
そしていつもながらに好きな作品関連グッズを衝動買い。
絵の才能が全く無い私ですが、いつもお気に入りを眺めているとリフレッシュ出来ます
本展は、国立国際美術館(~4/8)埼玉県立近代美館(4/13~5/20)松本市美術館(7/14~11/14)新潟市美術館(11/10~12~24)へ巡回する予定です。