橋の上の娘
LIFEの杉山です
昔映画館で観た映画なのですが、懐かしく思い中古DVDを見つけたので購入してみました
『橋の上の娘』という、ヴァネッサ・パラディとダニエル・オートゥイユ主演でパトリス・ルコント監督による作品です
お話は橋の上から身投げしようとしていた女とそれを助けたナイフ投げの男との恋の物語
この作品はモノクロ作品ですが(カラー版も存在するそうです)、時代設定は現代なのに主人公のナイフ投げという曲芸、サーカスといった大道芸人たちの世界観がノスタルジックかつファンタジックで時代性を曖昧にするような不思議な世界観に満ちています
身投げしようとしていた女、アデルはガボールが探していたのナイフ投げのパートナーとなりますがガボールが投げるナイフがアデルに刺さらないように壁に刺さっていくやりとりはとても官能的です
生死を左右するその関係はスリリングで、よくあるイチャイチャするラブシーンと別世界の愛のかたちがあります
そんな関係ですが、じつはアデルは男を洋服を着替えるように男をとっかえひっかえ
しかしガボールとの関係こそ唯一無二の関係なのは、2人一緒だとうまくいくのに離れていまうと駄目な二人になってしまうという人間関係がもっている不思議な作用ってみたいなものってありますよね
アデルとガボールもそんな「どうしようもないけど、やっぱおまえしかいねーよ」的な関係であります
音楽もエスニックでエキゾチック
余談ですがヴァネッサ・パラディにはアリソン・パラディという妹さんがいて、彼女も女優をされているそうです。
そんでもって上の写真はその妹さんの出演作らしいのですが、邦題もなんとも気になるネーミングですが仏製スプラッターホラーというこちらの映画はだいぶグロイ内容だそうですので、あまりお勧めは出来なさそうです
ちなみに写真はベアトリス・ダルという女優さんです
探してみたのですが妹さんの写真が無くてスイマセン
話が逸れましたが、『橋の上の娘』のバネッサ・パラディ、とってもチャーミングでナイフに狙われる姿がとても美しいです
ラストは「ありがち」だと賛否両論みたいですが、これはこれで素敵なラストじゃないかな、って思います
90分くらいの映画であまり長くないのも観やすいです
気になられた方はご覧になってみてさい