男の隠れ家特別編集 時空旅人 ニッポン不思議紀行 古の地を往く
いつも気になる雑誌を本屋で衝動買いするのが私の楽しみの一つなのですが…といってもいつも買う雑誌は大体決まっているのですが、今回は初めての雑誌でした
男の隠れ家特別編集 時空旅人 ニッポン不思議紀行 古の地を往く
暖かくなってきて、どこか出かけたくなる今日この頃
ちょっと遠出したいなぁなんて考えてたら、この表紙が目につきました
思いつくまま行く旅も楽しいものですが、目的地にこんな物語を求めて行くのもとても楽しそう
もともと伝説や神話、民話などが好きで、「昔ここは…」なんて話、ワクワクしませんか
この本はそんな日本各地の伝説が残る地をその伝説と共に紹介するもの。
熊野古道、高野山、遠野に高千穂…このラインナップだけでもそそられます。
もちろん他にもまだまだ私の知らなかったスポットも満載、なんと巻頭特集のトップバッターは京都の伏見稲荷大社
写真も美しく、文章も今の土地の描写から、伝説の内容、その時代背景、人々の暮らしなども書かれていてとても読みごたえのある内容
少し前からパワースポットがブームになっていましたが、やはりなにかしら力のある土地というのは存在するもの。
寺社仏閣などは特にそんなパワーを感じたりしますが、昔から人々が敬意を払い祈りを捧げてきた場所にはそれらを集める理由と長い年月で培われた神聖さというものがあるのだなあと思いました
私の地元はとても田舎なので、こういった伝説や民話などがごく当たり前のように語られてきた土地です。
河童が出るからこの日は川に入るな、やらあそこの神社は女の神様だから妊婦さんは鳥居をくぐるなだとか…。
そんな地域の昔話などを集めた冊子を読んだ事があるのですか、あらすじはどこかで聞いたような話が多いのですが知っている場所が出てきたりでとっても面白い
印象的だったのは天狗の出てくる話
いくつかあったのですがそれがどれも似ていて、天狗がまるでどこでもドアを操るドラえもんのように、天狗に遭遇した村人をはるかかなたの遠方やお祭りに連れて行ったりして「どうや、面白いやろう。ほな帰るか」みたいな話なのです
普通にいい人やん、と思いました。 本気で天狗に会いたくなりました。
私が携帯の絵文字で天狗を頻繁に使用するのも天狗への好意の表れなのです
八百万の神がおわす日本、昔は今より精神と物質の垣根がなかったのでしょうね。
かくいう私もいまだ河童にも天狗にも会えていません。
ぜひ、この本のおすすめの不思議紀行、出かけてみたいですね
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