L’AMI DU PAIN ラミデュパン
ライフアドアの山本です
以前に百万遍の手づくり市へ、パンを買いに行ったブログを書いたのですが、今度はその「L’AMI DU PAIN ラミデュパン」さんの北山本店へ石窯でパンを焼く所を見学しに行って来ました
フランス人オーナーのヴィンセントさんが、母国フランスから石窯を作る職人を呼んで作ったという大きな石窯は、日本最大なのだそうです
お店を入ると手前にパンの販売コーナー、その奥にイートイン出来るカフェスペース、そして、その奥に大きな石窯がありました
到着した時は、どんどん薪を燃やして窯を温めている最中で、オーナーのヴィンセントさんに石窯の説明をしてもらいながら、特別に薪割りを体験させてもらったり、モーニングをカフェスペースで頂いたり、雑談しながら、釜が温まるのを待っていました
ヴィンセントさんは、フランスで14歳からパン屋さんの修行を始め、16歳でパン技術者の資格を取得し、17歳でフランスを飛び出し、自転車で世界を周りながらパンの修行をしていたのだとか
世界中に師匠がいるとおっしゃっていました
「パンは勝手に育ってくれるから、パン屋は、それを助けるだけ。難しく無いよ」とヴィンセントさんは言います
まるで情熱大陸の一コマかと思える名言カッコよすぎます
窯が温まったら、パン焼きスタートです
まずは、窯の掃除から
長~い棒の先に付けた濡れタオルで、掃除するのですが、この原始的なやり方はかなり体力がいりそうです
天然酵母で一晩じっくり寝かせていたパン達を釜に入れるのも、極力時間差にならないようにスピード勝負なので動きが早い早い
全部入れ終わったら、釜の余熱でパンを焼き上げて行きます
途中もパンの焼け具合を見ながら、場所を移動させたり、感覚を研ぎ澄ませた繊細な作業が続きます
焼けたかどうかは、パンをノックして、パンに聞くんですって
ヴィンセントさんのパンは、本当にどれも美味しくって大好きです
そら、こんだけ愛情込めて育てられたら、美味しいはずだわと納得しました
今や石窯を作る石窯職人も、石窯を扱えるパン職人も少なく、「みんな何でも簡単にしてしまうのは、どうかと思う」とおっしゃるヴィンセントさんのパンは、お水や薪なんかすらも自ら調達に行くこだわりぶりです
こだわりぬかれた職人のパン、是非食べてみて下さい
○北山本店
〒603-8424
京都市北区紫竹下芝本町63-3
075-494-3308
営業時間 7:00~19:00 水曜定休日
○京都伊勢丹店
〒600-8555
下京区烏丸通塩小路町下る東塩小路町ジェイアール伊勢丹B2F
075-343-9700