MALAVITA マラヴィータ

MALAVITA マラヴィータ

LIFEの杉山です。少し前からLIFE、LIFE ADOREのホームページが新しくなって、ブログのほうも記載できる写真の枚数が増えたりして充実度がアップおります。
そんな中、新しくなってから個人的に映画ネタはまだあんまり書いてないなーと思っておりました。
ブログもウェブバージョンのほうの検索カテゴリーの中にはMovie」というのもありますから、ちょこちょこ映画ネタも挟んでいきたいなーって思います。

そんなわけで、今回ご紹介させていただきます、映画は「MALAVITA マラヴィータ」です。
この作品はマーティン・スコセッシ製作総指揮、リュック・ベッソン監督、主演ロバート・デ・ニーロという、名前を聞くと豪華な顔ぶれ。
フランスのノルマンディーの田舎町に越してきたアメリカ人のブレイク一家。
その一家は、フレッド(ロバート・デ・ニーロ)とマギー(ミシェル・ファイファー)の夫婦と長女のベル(ディアナ・アグロン)とその弟のウォレン(ジョン・デレオ)の4人。
彼らには秘密があって、じつはアメリカ人のブレイク一家というのは嘘で、フレッドの本名はジョバンニ・マンゾーニという元マフィア。

MALAVITA マラヴィータ

マンゾーニ一家はのFBIの証人保護プログラム(FBI捜査官のスタンスフィールドにトミー・リー・ジョーンズ)によって偽名を名乗り各地を転々とする日々。
しかしマフィアたちはジョバンニたちに制裁を加えようと、彼ら一家をつけ狙います。
ここまで書いた感じだとシリアスな内容ですが、クライム・コメディという本作は、コメディ要素も多いのがさらりと観れる要因の1つ。

MALAVITA マラヴィータ

MALAVITA マラヴィータ

MALAVITA マラヴィータ

自分たちの素性を隠すために、周りの一般市民に馴染むべく努力する一家ですが、いかんせん血筋は争えず、そのバイオレンスな本性を隠しきれない一家の面々。
町の映画上映会でフレッド役のデ・ニーロがかつての主演作であるギャング映画の金字塔「グッド・フェローズ」を鑑賞して、語るシーンはニヤリとします。

MALAVITA マラヴィータ

MALAVITA マラヴィータ

MALAVITA マラヴィータ

後半はバイオレンスな展開が待ってはいるものの、全体的にエンターテイメントとシリアスのバランスが程よく合わさった、肩の力が入り過ぎない、嫌味のない映画だったと思います。
ネットを見ると酷評されておられる方も多いみたいですけれど、僕は好きな感じです。
ちなみに一家が飼っている犬がマラヴィータという名前で、マラヴィータはイタリアで裏社会などという意味を持っているそうです。
その犬のマラヴィータは、お話の中では特に活躍したりするわけでもなく、重要なキーマンというわけでもなく。
終わってみれば、そこにツッコミを入れたくなることが、また可笑しかったです。

マラヴィータ 予告編