えんとつ町のプペル


えんとつ町のプペル
ライフアドアの絵本好きの山本です。
今、巷をザワつかせている絵本「えんとつ町のプペル」をご存知でしょうか?
色々なものがデジタル化され、CDや本の売れ行きが伸び悩む中25万部を売り、更に増版中というびっくりな絵本です。
その仕掛け人は、芸人キングコングの西野さん。
芸人さんでありながら、絵本作家さんでもあります。

えんとつ町のプペル

以前からも絵本を出版されていて、あのティム・バートンも認める素敵な絵を描かれるので興味はあったのですが、何故かてにとらなかったのです。正にそういう人のための仕掛けではないかと思われる数々の仕掛けにより、今回はまんまと購入いたしましたψ(`∇´)ψ
そもそも興味があったから余計に、単純な私なら買いますよ。
まず、この絵本の凄いところは、イラストレーター総勢33名によって、分業制で作られたという事。

えんとつ町のプペル


えんとつ町のプペル
そして、歌もある。そこで、楽譜も歌詞も著作権フリーでネット上にのせられているから、興味を持ったファンが勝手に演奏して、歌って、YouTubeとかにアップ出来るようにしたから、それがまたCMにもなります。
その上、入場無料の「えんとつまちのプペル」展をやるための資金集めにクラウドファンディングを利用されていました。
クラウドファンディングとは、簡単に言うと「これがしたいから、寄付を募ります」とか「これがしたいから、この権利を売ります」といった形で資金集めをするネット上のシステムです。
例えば今回なら、「似顔絵描きます」とかから、「焼き芋大会に参加できます」いった権利が絵本にプラスされて売られていました。
あっという間の完売。本屋さんに並んでも直ぐ完売。
その様子が、事細かにブログにアップされていくのです。
えんとつ町のプペル
そして、「完売」「完売」聞いていたものが本屋さんにあった…欲しい…買う。私…単純。
まんまと手にして思うのは、西野さんの行動力のが本当に凄いと言う事。
売り上げだけの事ばかりを考えている人なら、ここまでならないのではないかと思うのです。
それを思い知らせるのは、ネット上で全ページを無料解放したというエピソード。
そんな事したら、本が売れんじゃん…と思う人もいるけれど、山本家の人間は「また売れるな」と思ったのです。
偉そうな事を言うようですが、それは紙のページをめくるワクワク感や、寝る前に読んでもらう幸せを幼い日に親が教えてくれたからなのだなと感謝しました。

えんとつ町のプペル

絵本の内容も、その作られるバックグラウンドも色々感じる事があったのですが、結局のところ本の中に出てくる「信じぬくんだ。たとえ一人になっても」という言葉に集約されるように感じました。
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