安平樹屋
安平樹屋はもともとイギリス商の倉庫だったのですが、その古くな った倉庫に沢山のガジュマルの木が根を張り巡らせて、木と建物が 同化した不思議で神秘的な情景を作り上げています。
よく「天空の城ラピュタ」のようだといわれていますが、まさに中 心部に大きな飛行石があってもおかしくない様相です。
ガジュマル の木には石灰岩を溶かす根酸が分泌されるそうで、それが建物の壁 を侵食していったのだとか。
長い年月をかけて建物をのみ込んでいったその姿は、時が止まった ようでありながら現在進行形ということになるのでしょうか。
自然が作り上げたアートは、生命の力強さと無二の美しさを放って おりました。
台湾の人にはガジュマルは陰のものだという考えがあるらしく、かつてはこの場所も不吉な ものに感じていたのだそうです。
その割には安平では沢山のガジュマルを目にしますが、これいかに 。
すぐ隣の徳記洋行はそのイギリス貿易会社の建物。
白い2階建でアーチが特徴的です。
現在は資料館として活躍中。
他にも敷地内にはカフェもあります。
ソフトクリームが美味しいという噂ですが、残念ながら食べており ません。
まさにインスタ映え&フォトジェニック度も高い安平樹屋は、台南 では外せないスポットの一つですね。
そうそう、安平樹屋を観光に来ておられた外国人旅行者のご夫婦に 頼まれて、写真を撮って差し上げたら「お前も撮ってやる」という ことで一枚。