SAYURI AMANO
LIFE ADOREのイチエンです。
気付けば年越し前。
気付けば年越し前。
ずっと書いていた夏休みの連載もコレがLast!
東京から遥々新潟に来た理由はただ一つ。
彼女に会う為。
彼女については以前も書いていたので、割愛させて頂きます。
いつか、私も会いに行く。
その気持ちが絶える事なく実現し、朝か ら新潟市内を爆走している最中も、ずっと今か今かと待ちきれなか った。
新潟と滋賀で生まれ育って偶然出逢った私達ですが、1人の人とし て何だか惹かれるところがあり、運命とまではいかないかもしれな いけれど、不思議な出会いでもあるし、 出会うべくして出会った気もします。
彼女のお父様が世界的にも有名な、新潟のレジェンドである事も以前書かせて頂きました。
そんな御縁で、到着早々「アクアデザインアマノ」の本社を見学させて頂ける事になりました。
世界中から数え切れないほどの天野尚さんのファンが訪れ、天野尚 自身が作った水景を脳裏に焼き付けて帰って行く。
きっとそういう場所なのだ。
正直、私の関心の矛先はあくまでも彼女であり、それを確信する時 間でもあった。
言葉に誤解が生まれない様にしておきたいけれど、とくに変な意味 では無い。
前途したように、ひとりの人として惹かれるものがあったから。
私にとって自然という物は生まれた時から目の前にあり、自分が生 きてる世界の中の一つだった。
このLaboも私の世界と繋がっている。
彼女が説明してくれる天野尚というお父さん、そしてADAの仕事 。
水景やコケ、新しい製品の形や、ここに至るまでの経緯など。
彼女の話に耳を傾けながら、彼女が語る言葉の中に映る感情をすく い取りたい気持ちだった。
何が分かるわけでもないけれど、ゆっくり話してくれる言葉をしっ かり聞いた。
この夜、彼女のご自宅にお招き頂き、夜ご飯は彼女の大好きだと言 うお料理やさんで食事をした。
とても、素敵なお店で、出てくるお料理は本当に全て美味しく、ボ リューム満点。
特に、佐渡で捕れた新鮮なお刺身の南蛮エビが本当に美味しかった 。
それから、友人から頂いたという佐渡の尾畑酒造さんの蔵元限定「 真野鶴」を一緒に頂きながら、互いの話を聞いて話してのバトンタ ッチだった。
世間的には良い歳なんだろうけど、立派な個室で彼女と会席料理と 蔵元限定の純米吟醸。
ふいにそんな光景が可笑しくも思った。
あぁ、何だか不慣れながらも大人じみた事をしているんだなーと。
時間は穏やかに流れて、彼女の話に相槌を打ちながら、涙がこぼれ た。
ぽとんと落ちて直ぐさま、ボタボタとこぼれ、「だ、大丈夫ですか ?」と普通に心配されたので笑ってしまった。
人はその時々で大なり小なり何かを抱えている事があると私は思う 。
老若男女関係なく、大抵の人がらしさを持って生きているのが美し くて良いと思う。
だからリスペクトし合えるのだと思う。
どんな人であっても、人は出会うべくして出会い、タイミングは何 かのメッセージだったりする。
夜はまるで実家の様で、静かな夜に虫の声。
この旅で驚くほど一番深く眠った。
朝は早くからお母様と彼女が朝食の準備をしてくれており、たいへ ん有り難かった。
庭には心地の良い景色以上のものが溢れており、永遠の存在として 家族へ与える為に造られたのだなと感動した。
雑談中、彼女が「お兄ちゃんの誕生日だった!」と言いながら兄妹
今度は佐渡に行こうと思う。
天野家の皆様、たいへんお世話になりました。
Special thanks to SAYURI AMANO.